しかくしか
色の名前を覚えよう
慣用色名・系統色名
慣用色名は、「水色」や「サーモンピンク」など一般に使われている呼び方で、色のイメージを伝えることができる表現方法です。慣用色名の標準値は、JIS(日本工業規格)でマンセル値が示されています。
系統色名は、色を系統的に分類し、「明度および彩度に関する修飾語」+「色相に関する修飾語」+「基本色名」で表します。
基本色名は13色(赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫、白、灰色、黒)で、使用する修飾語は決められています。
朱色は、「鮮やかな」+「黄みの」+「赤」=「鮮やかな黄みの赤」となります。
「鮮やかな黄みの赤」と分類されるものは、朱色だけでなく、スカーレットと紅赤も当てはまります。
インテリアコーディネーター試験には、慣用色名を挙げて、どのような色か答えさせる問題が、時々出題されます。
正確な系統色名やマンセル値を覚える必要はなく、赤系か青系か緑系か…それくらい大雑把に判断できれば大丈夫です。
マンセル値についてはこちらをご覧ください
赤系
- バーミリオン(朱色):あざやかな黄みの赤
- スカーレット:あざやかな黄みの赤
朝ドラの「スカーレット」は主人公が陶芸家なので、タイトルの意味に窯の炎の色も込められています。
- カーマイン:あざやかな赤
- 鴇(とき)色:明るい紫みの赤
- バーガンディー:ごく暗い紫みの赤
- ベンガラ色:暗い黄みの赤
- 蘇芳(すおう):くすんだ赤
青系・緑系
- 浅葱(あさぎ)色:あざやかな緑みの青
- 青磁(せいじ)色:やわらかい青みの緑
- ビリジアン:くすんだ青みの緑
- 萌黄(もえぎ)色:強い黄緑
- 納戸(なんど)色:強い緑みの青
紫系
- モーブ:強い青みの紫
- オーキッド:やわらかい紫
- ライラック:やわらかい紫
黄色系
- 黄蘗(きはだ)色:明るい黄緑
- 鬱金(うこん)色:強い黃