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インテリアコーディネーター試験【イス③~掛け心地~】

1次試験
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イスの掛け心地は何で決まるのかな?

イスの掛け心地は、「寸法と角度」「体圧分布」「クッション性」で決まります。

イスの寸法と角度

イスの寸法と角度は、「座面の高さ」「座面尾の奥行」「座面の傾斜角度」「背もたれの角度」などが関係します。

人間工学をもとにした「椅子の支持面のプロトタイプ」は、機能面から作業用、軽作業用、休息用などに分けられ、それぞれ寸法・角度についてまとめられています。

作業用のイスは休息用のイスに比べて、座面高は高く、座面の角度は水平に近く、座面と背もたれの角度は小さく、体を支える面は小さくなります。

体圧分布

体圧(体の表面にかかる圧力)が局所的にかかると痛みを感じることがあるので、体圧を分散させることが大切です。

感覚が敏感なところには小さな圧力、鈍感なところには大きな圧力がかかるようにします。

  • 座骨結節点:椅子の座面と座骨が接する点
  • 座位基準点:左右の座骨結節点を結んだ中央の点

座骨結節点には、体圧が集中しやすくなります。

体圧がどのようにかかっているかは、体圧分布図で知ることができます。座位基準点を中心に圧力が分布していると、適切に体圧が分散されていることが分かります。

座面が低すぎると、座骨結節点に体圧が集中して、お尻が痛くなります。逆に座面が高すぎると、太ももの裏を圧迫し、血流が悪くなり、むくみの原因になります。

イスの座面の高さは、床から座位基準点までの垂直距離をいいます。この距離は、最終安定姿勢(イスに座って、体が沈み切って安定した状態)で測ります。

【最適なイスの高さ】

  • 身長×1/4
  • 下腿高(かたいこう)-1㎝

下腿高については、【人間工学②~人体の質量・寸法~】をごらんください。

クッション性

クッションが軟らかいと体が沈みこみ、体圧は分散しますが、姿勢が崩れ、安定しなくなります。

軟らかいクッションと、ある程度硬さのあるクッションとを組み合わせて、姿勢を保つことが大切です。

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