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インテリアコーディネーター試験【イス②~構造~】

1次試験
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基本構造

イスは「」「」「」「」からなります。

座(ざ)

座枠を組んだ上か、合板の上に、張り加工をするものが多いです。

背(せ)

笠木(かさぎ)、背柱(背束)、背板(背もたれ)、背貫などからなります。

肘(ひじ)

肘掛け、束(つか)からなります。

脚(あし)

前脚、後脚、貫(ぬき)からなります。

張り材

張り材は大きく分けて、「上張り材」「クッション材」「衝撃吸収材」があります。

上張り材

イスの上張り材は、インテリアの雰囲気づくりに重要な役割を持っています。

  • 繊維織物:平織(緞子どんす織、ゴブラン織)、パイル織など
  • 天然皮革
  • 合成皮革など

様々な素材が上張り材として使われ、防炎・難燃処理、防菌防臭加工、撥水加工などの機能を持つものもあります。

クッション材

  • ポリウレタンフォーム:弾力性があり、加工しやすく、軽い。一般的。
  • 合成繊維綿・綿
  • パームロック:パーム(ヤシの実から取った繊維)を接着剤や合成ゴムで固めたの
  • ヘアーロック:動物の毛にラテックスを混ぜたもの
  • 羽毛・羊毛

衝撃吸収材

  • セットスプリングコイルスプリングを鋼線にセットしたもの
  • ウェビング(エラストベルト):細いゴムを糸で巻いてベルト状に織ったもの。
  • スネークスプリング:S字のスプリング。ソファでよく使われるスプリング。

張り加工

イスの座や背の加工方法に、「薄張り」「厚張り」「あおり張り」「カバーリングシステム張り」があります。

薄張り

クッションの厚みが20mm程度で、「皿張り」「落とし込み張り」「張り込み」があります。

皿張り:薄いパーツを鋲(びょう)などで取り付ける

落とし込み張り:座や背にパーツを打ち付ける

張り込み:パーツを座枠に巻き付ける

厚張り

クッションの厚みが50mm程度です。

あおり張り

座枠の上に、巻き数の少ないスプリングをつけて、ヘッシャンクロスで覆い、その上にクッション材を被せて上張りで仕上げる方法です。

最もクッション性が高いのです。

カバーリングシステム張り

上張りを本体から取り外せるようにした加工です。ファスナーなどで固定します。食べこぼしなどの汚れ対策として選ばれます。

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1次試験インテリアコーディネーター
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