木造軸組構法の各部の名称をまとめました。
![しかくしか](https://shikakushika.com/wp-content/uploads/2021/03/shikakushika.jpg)
木造軸組構法に関する問題は、各部の名称と役割を覚えていれば正解できる場合が多いよ
木造軸組構法とは
柱、梁を木の軸で組む構法です。古くから日本で用いられている構法で、「在来軸組構法」ともいいます。
各部の名称
基礎(きそ)
建物全体を支えて、その荷重を地盤に伝えます。
土台(どだい)
基礎と建物を結びつける部分。柱からの荷重は土台を通して、基礎に伝えます。
アンカーボルトで、鉄筋コンクリートの基礎と緊結します。
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基礎の工事についてはこちらをご覧ください。
通し柱(とおしばしら)
土台から2階の桁(けた)までつながっている1本の柱です。
管柱(くだばしら)
1階と2階で分かれている柱です。
間柱(まばしら)
柱と柱の間の細い柱です。建物を支える柱ではなく、壁を支える柱です。
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火打ち梁(ひうちばり)
地震や台風など横からの変形を防ぐ補強材です。2階などの床や小屋組みに入れます。
火打ち土台(ひうちどだい)
地震や台風など横からの変形を防ぐ補強材です。土台に斜めに取り付けます。1階の床に入れます。
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大引き(おおびき)
根太を支え、床の上にかかる力を束(つか)に伝えます。
根太(ねだ)
床板を支えるため床全体に置かれ、床の上の重さを大引きに伝えます。
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棟木(むなぎ)
屋根の一番高い位置にある部材で、母屋、軒桁と平行に取り付けられます。
母屋(もや)
垂木を支える部材です。
軒桁(のきげた)
建物の屋根の外側(桁方向・長手方向)に取り付けられる部材です。
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垂木(たるき)
棟木・母屋・軒桁に渡された部材で、屋根の野地板(のじいた)を支えます。
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小屋束(こやづか)
屋根の荷重を小屋梁(こやばり)に伝える短い柱です。
棟束(むなづか)
小屋束のなかで、棟木(むなぎ)を支えているところです。
床束(ゆかづか)
大引きを支える小さい柱です。
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小屋梁(こやばり)
屋根を支える水平方向の部材です。
妻梁(つまばり)
建物の外側(妻方向・短手方向)に取り付けられる水平の部材です。
床梁(ゆかばり)
床を支える水平方向の部材です。
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胴差し(どうさし)
建物の外周に配置する水平の部材です。
筋交い(すじかい)
横からの力による変形を防ぐため、柱の間に斜めに取り付けた部材です。
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まとめ
水平の部材か垂直の部材を確認しつつ、それぞれの部材が他の部材とどのように関わっているか意識しながら覚えるようにしてください。
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