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インテリアコーディネーター試験【カーペット①~パイルの形状・製造方法】

1次試験
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カーペットを覚えよう

カーペットのパイルの形状

カーペットの毛をパイルといいます。

パイルの表面の形状には主に、「カットタイプ」「ループタイプ」「カット&ループタイプ」があります。

カットタイプ

カットタイプは、パイルの先端をカットしてまっすぐにしたものです。クッション性がよく、ふんわりした感触になります。毛足を生かしたデザインや色合いが特徴です。

カットタイプには「プラッシュ」「サキソニー」「シャギー」「ベロア」「ハードツイスト」などがあります。

プラッシュ

カットタイプで、毛足が短い(毛足の長さが5~10㎜程度)ものをプラッシュといいます。

サキソニー

カットタイプで、毛足が15㎜程度で撚り糸(よりいと=ねじれた糸)に熱を加え、密に打ち込んで撚りが戻らないようにしたものをサキソニーといいます。ふかふかした感触になります。

【カットタイプのプラッシュとサキソニーの覚え方】

カットタイプには、ほかに、パイルの長さが25mm以上のシャギーパイルの密度が高いベロアひねりをかけたツイストなどがあります。

ループタイプ

ループタイプは、パイルがループ状になっています。耐久性や歩行性がよいです。

ループタイプには「レベルループ」「ハイ&ローループ」などがあります。

レベルループ

ループタイプで、ループの高さが揃っているものを、レベルループといいます。

ハイ&ローループ

ループタイプで、パイルに高低差をつけたり、パイル糸の太さに変化をつけるなど、立体感を出したものを、ハイ&ローループといいます。

カット&ループタイプ

カットタイプとループタイプを組み合わせたものです。

カット&ループタイプには、「レベルカット&ループ」「ハイカット&ローループ」などがあります。

  • レベルカット&ループ
    レベルループの一部をカットしたものです。
  • ハイカット&ローループ
    カット部分が長く、ループ部分が短くなっています。立体感があり、模様がくっきりします。

カーペットの製造方法

カーペットの製造方法には手織り・機械織り、刺繍、編物、接着、圧縮など様々なものがあり、すべて覚えるのは大変です。

インテリアコーディネーター試験で、出題される可能性が高いものを覚えましょう。

緞通(だんつう)

手織りの高級な敷物です。単位面積あたりのパイル糸の結び目が多いほど高級品で、結び方は生産地によって異なる場合があります。

ウィルトン・カーペット

代表的な機械織りのカーペットです。経糸(たて糸)と緯糸(よこ糸)とパイル糸を2~5色使って織ってきます。パイル形状は、「カット」「ループ」「カート&ループ」です。

アキスミンスター・カーペット

ウィルトンと同じ製法で、多色使いが可能です。パイル形状は「カット」のみです。高級なカーペットでホテルなどで使われます。

  • グリッパー・アキスミンスター:8~12色
  • スプール・アキスミンスター:色は無制限

ダブルフェイス・カーペット

ウィルトンと同じ製法で、上下2枚を同時に編み、中央でパイルをカットするので、左右逆柄のカーペットが同時にでき上ります。フェイス・トゥ・フェイスとも呼ばれます。

日本カーペット工業組合(JCM)のyoutube公式チャンネルに「織りじゅうたん バーチャル工場見学」があります。この動画を見ると、「ウィルトン」と「アキスミンスター」と「ダブルフェイス」の製造工程がよく分かります。

タフテッド・カーペット

タフテッド・カーペットは、最も普及しているカーペットです。刺繍のように、基布にミシン針でパイル糸を刺し込んでいき、糸がほつれないようにラテックスゴム(接着剤)で固定します。

タフテッド・カーペットはアメリカで開発され、生産効率がウィルトンの30倍で、大量生産が可能です。

フックドラグ・カーペット

タフテッド・カーペットと同じの製法で、手工芸的な要素を加えたものです。

【刺繍カーペットのタフテッドとフックドラグの覚え方】

ニードルパンチ・カーペット

ニードルパンチは繊維を圧縮して、フェルト状にするので、表面はフラットになります。カッティングが自由で施工が容易です。

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1次試験インテリアコーディネーター
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