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インテリアコーディネーター試験【カーペット②~敷き方・繊維の種類】

1次試験
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敷き方

カーペットの敷き方には「敷きつめ(ウォール・ツー・ウォール)」、「センター敷き(中敷き)」「ピース敷き」「重ね敷き」などがあります。

敷きつめ(ウォール・ツー・ウォール)

部屋いっぱいにカーペットを敷く方法です。
部屋を広く見せることができ、保温効果も断熱性も高まります。

センター敷き(中敷き)

部屋より一回り小さいカーペットを部屋の真ん中に敷いて、周囲を空けます。

ピース敷き

机の下やベッドの脇などに、小さいカーペットを部分的に敷く方法です。部屋のアクセントになります。

重ね敷き

カーペットを敷きつめた上に、別のカーペットをピース敷きする方法です。

施工方法

グリッパー工法

敷つめカーペットの最も一般的な工法です。部屋の周辺にグリッパーを設置して、カーペットを逆目のピンに引っ掛けて留め付けます。フェルトやアンダーレイなどのクッション材を下敷きに用います。

【グリッパー】

【アンダーレイ】

接着工法

接着剤でカーペットを固定します。

置敷き工法

固定しないで置く方法です。

カーペットの切り口の処理には、周囲を折り曲げてテープや糊で留める「折り曲げ工法」、オーバーロックミシンで二重縫いする「オーバーロック工法」、テープで処理する「テープロック」などがあります。

繊維の種類

カーペットの素材には天然繊維のウール合成繊維のレーヨンアクリルナイロンポリプロピレンポリエステルなどが使われています。

ウール

ウールは、天然素材ならではの弾力と温かみがあり調湿性に優れています。湿気を吸いやすいので、虫害を受けます。

レーヨン

レーヨンは、木材パルプを主原料として作られた再生セルロース繊維です。染色性・吸湿性に優れています。

アクリル

アクリルは、天然素材のウールに似た性質を持つ合成繊維です。柔らかい風合いで、染色性がよく堅牢度も高いですが、けば立ちが起こりやすいです。家庭で洗濯が容易にできます。

ナイロン

ナイロンは、世界で初めて工業化に成功した合成繊維です。耐摩擦性耐久性、耐薬品性、耐油性があります。家庭だけでなく、歩行量の多いオフィスやホテルなどでも使われます。

抜け毛やピリング(毛玉)が出にくいBCFナイロンという、カーペット用に開発されたカサ高加工長繊維もあります。

ポリプロピレン

ポリプロピレンは、水に浮くほど軽く強度がある合成繊維です。水を吸収しないので濡れても汚れが付きにくく、ニードルパンチカーペットなどに使われています。

ポリエステル

ポリエステルは、形状安定性に優れシワになりにくい合成繊維です。吸湿性が少ないため乾きやすく、合繊繊維の中では熱に強い性質です。

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