木材に関する知識はインテリアコーディネーター試験で毎年出題されています。しっかりと身に付けましょう。
針葉樹と広葉樹
樹木は針葉樹と広葉樹に大別できます。
針葉樹は構造材(柱や梁など建物を支えるために使用される材料)や仕上げ材(内装や外装・家具などの仕上げに使用される材料)に用いられます。

広葉樹は仕上げ材に用いられます。

年輪
木材の断面を木口といいます。木口には年輪が見られます。
木は季節によって成長するスピードが異なります。
- 早材(春材):春から夏にかけて早く成長(白い部分)
- 晩材(秋材):秋から冬にかけてゆっくり成長(濃い部分)
末口と元口
木の上の方を末口、根の方を元口といいます。
丸太の径は末口(細い方)を図ります。
柱として使用する場合、元口を下にします。

樹木の断面と木目
樹木の断面
- 髄:丸太の中心部分。樹心ともいう。
- 樹皮:外樹皮、内樹皮
- 形成層:細胞分裂して成長
- 心材(赤身):中心の赤い部分。水分が少なく腐りにくい。辺材より硬い。
- 辺材(白太):外側の白い部分
木目
- 柾目(まさめ):木目が平行。反りや収縮などが少ない
- 板目(いため):木目が山形や波形など曲がって現れる

木表(きおもて)と木裏(きうら)
板目の樹皮側を木表、樹心側を木裏といいます。
板目材は乾燥すると木表側に凹み(反り)、木裏側が凸状に湾曲します。そのため、鴨居や敷居の場合は建具の建付けに影響しないように、内側が木表になるようにします。
(木裏を内側にすると、内側に膨らんで建具が開かなくなります)

木取り
丸太から木材や板材を切り取ることを木取りといいます。
- 芯持材:樹心を含む木材。乾燥で割れやすいので背割り加工が必要
- 芯去材:樹心を含まない木材

まとめ
木材に関する知識は毎年出題されるので、しっかりと対策して、全問正解したいです。
もし、時間があればホームセンターに行って、木材を手に取ってみるといいかもしれません。実際に手に取ってみると、覚えた知識が定着しやすくなります。