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インテリアコーディネーター試験【人間工学①~対人距離~】

1次試験
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人間の身体的な特徴を考慮して使い勝手を良くしたり、作業環境がよくなるよう考えたりする学問を、人間工学(エルゴノミクス)といいます。

人間工学の対人距離は、2020年のインテリアコーディネーターの1次試験で出題されました。

今年度も続けて出題される可能性は低いかもしれませんが、キーワードになる名称は覚えておきましょう。

しかくしか
しかくしか

家具を置くときは、距離と配置が大切になるんだね

エドワード・ホールの4つの対人距離

エドワード・ホール(アメリカの文化人類学者)が人と人とのコミュニケーションの距離を4つに分類しました。

人間は、意識的に、または無意識に、相手との適切な距離を取ろうとしています。

家具を配置する際、対人距離に配慮して、距離や位置を決めることが大切です。

密接距離
【0~45㎝】
ごく親しい人との距離。
相手に容易に触れることができます。
他人が密接距離に入ると不快に感じます。
個体距離
【45~120cm】
手を伸ばせば届く距離。
相手の表情がよく分かります。
社会距離
【120~360cm】
手が届かない距離。
知らない人やビジネスでの距離です。
公衆距離
【360cm以上】
講演会など「公的な関係」のときの距離。

パーソナル・スペース

ロバート・ソマー(環境心理学者)は対人距離の考えを発展させて、パーソナル・スペースを定義しました。

パーソナル・スペースは、他人に侵入されたくないと感じる心理的な領域(なわばり)のことです。

この領域は個人で差がありますが、男性と女性でも差があります。

男性は、他人が前方にいると不快に感じるため、パーソナル・スペースは前方に向かって長くなっています。

女性は、周囲全体、特にななめ前方にパーソナル・スペースが必要です。

ソシオペタルとソシオフーガル

ハンフリー・オズモンド(カナダの精神科医)は家具の置き方によって、コミュニケーションが取りやすくなる集団の形と、そうでない形があると提唱しました。

ソシオペタル(求心的):コミュニケーションが取りやすい状態

ソシオフーガル(遠心的):プライバシーを確保する状態

覚え方

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1次試験インテリアコーディネーター
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しかくしか
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