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インテリアコーディネーター試験【住宅のバリアフリー③】

1次試験
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しかくしか
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今回は洋室と和室の段差、扉、照明の

バリアフリーについてだよ

【住宅のバリアフリー②】(玄関、浴室・洗面所、トイレ、キッチン)はこちらをご覧ください

洋室と和室の段差

畳の厚さ(畳の厚さは一般的に約55mm)と、フローリング材の厚さが異なるため、和室と洋室には10~40mm程度の段差が生じてしまします。

新築や増築の場合は、床束(ゆかづか)の長さを調整して、段差をなくすことができます。

リフォームの場合は、合板などで床をかさ上げする方法があります。床をかさ上げすると、その分、天井は低くなります。

簡単に、段差を解消する方法として、すりつけ板への字プレートを設置する方法があります。

車いすで移動するなら、開閉時に体の移動が少ない引き戸が便利です。引き戸なら、握力が弱い高齢者や小さな子供も、楽に開け閉めができます。

引き戸には、引き残しがあります。開口幅は、引き残しを含めずに、750mm(車いすの場合は800mm)以上必要になります。

引き戸の場合は、段差が生じないように、戸走りレール式より上吊り式が適しています。

戸走りレール式にする場合は、突起のないV溝レールやレールの厚さが5mm以下のフラットレールにします。

開き戸にする場合は、少ない力で開け閉めできるレバーハンドルにして、ドアクローザーを取り付けて、ドアがゆっくり閉まるように配慮します。

照明

照明のスイッチは、点灯や消灯がしやすい大きめのタッチ式のスイッチや、暗くても光って場所を教えてくれるスイッチ(ホタルスイッチ)などが便利です。

スイッチの高さは、床から110~120cmが一般的ですが、高齢者や車いすの方が使う場合は、押しやすいように、少し低めに設置します。
高齢になると視力機能は低下していき、高齢者は若者の2~3倍の明るさが必要というデータもあります。そのため、十分な照度を確保する必要があります。

また、高齢者は暗順応が若い人に比べて長いので、明るい部屋から暗い廊下に移動する際などに、注意が必要です。

暗がりに目が慣れていない状態で、暗い階段や廊下を歩くのは危険なので、足元を照らす人感センサー付きのフットライトなどがあれば、安全に通行できます。

暗順応明るいところから暗いところに移動したとき、周囲の状態に慣れるまでにかかる時間
30分程度
明順応暗いところから明るいところに移動したとき、周囲の状態に慣れるまでにかかる時間
1分程度

加齢とともに、水晶体が黄色に変色し、青や緑が黒っぽく見えたり、白と黄色の区別がつきにくくなったりします。段差や突起がある部分など、分かりやすい配色にすると安心です。

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