耐候性
耐候性は、屋外で建築材料や塗料などを使用したときの耐久性のことです。
対流、伝導、放射
対流
対流とは、温度に差がある空気が混ざり合うことです。
冬場、窓付近で冷やされた空気が、床面に流れてくる「コールドドラフト」は、対流によるものです。
伝導(熱伝導)
伝導とは、物質内を高温側から低温側に伝わる熱移動現象です。
夏場に、公園の鉄棒に触ると熱く感じますが、木の手すりは熱く感じません。同じ温度でも、熱さの感じ方が違うのは、素材によって熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が違うからです。鉄などの金属は、熱が伝わりやすく、熱伝導率が高いです。
熱伝導率は高い順に「金属>コンクリート>ガラス>木材>空気」となります。
熱伝導率が一番低い空気が断熱材として優れています。でも、空気だけだと対流が起こり、断熱効果が悪くなるので、対流が起こらず空気をたくさん含むことができるグラスウールや発泡ウレタンなどが断熱材として使われます。
熱伝導率については、【木材の知識②】も参考にしてください。
放射
放射とは、電磁波で熱が伝わることです。遠く離れた太陽からの熱が伝わるのは放射によるものです。
昼光率
昼光率は、「全天空照度」に対する「室内のある点の水平面照度」の割合です。採光性能を評価する指標になります。
全天空照度は、屋外での水平面照度のことです。全天空照度は、直射日光を含まず、雲やチリなどに反射する光(天空光など)を対象にします。直射日光が多い快晴のときより、薄曇りのときの方が、全天空照度は大きくなります。
テーパー
テーパーは、先が細くなっている(勾配・傾斜がある)形状です。
石こうボードのエッジの形状には、「スクエア」と「べベル」と「テーパー」があります。
同潤会アパート
同潤会アパート は、関東大震災後の住宅供給のため建設された、鉄筋コンクリート造(RC造)の集合住宅です。
詳しくは【日本の建築 明治以降編】をご覧ください。
トピアリー・トレリス・ラティス・パーゴラ
トピアリーは、動物や幾何学模様などの形の植栽です。
トレリスは、ツタ類を這わせて人造形美を楽しむ格子状の構造体です。トレリスで構成された庭園構造物を、総称してトレイヤージュと呼びます。
ラティスは、格子状に組まれたフェンスです。
パーゴラは、植物をからませる棚です。ぶどう棚や藤棚など。
ドーマー
ドーマーは、屋根の上に突き出た小さな窓(屋根裏部屋の窓)です。
トラバーチン、ビアンコカララ
トラバーチンもビアンコカララも大理石に現れる模様です。
トラバーチン:虫食い状の模様
ビアンコカララ:白地に灰色の縞模様
パントリー
パントリーは、キッチンの食品庫です。
プルキンエ現象
プルキンエ現象は、薄暗い所で、短波長の青みがかったものが明るく見え、長波長の赤いものは暗く見える現象です。
モールディング
モールディングは、繰形(くりがた)とも呼ばれ、継ぎ目の表面を装飾する部材です。
モデリング
モデリングは、室内空間の照明計画において、立体物が適切に見えるように照明を調整することです。
陸(ろく)
陸は、「ろく」と読み、水平のことです。凸凹や傾斜があるものを不陸(ふろく)といいます。
傾斜のない屋根を陸屋根といいます。
ホワイエ
ホワイエは、劇場やホール、会議室など、入口から客席までの広い通路のことです。フランス語で「たまり場」という意味があります。