いろんな過去問が売られているけど、
自分に合うのはどれかな?
1次試験は、何はともあれ過去問を何度も解くことが、合格への近道です。
しかし、過去問には問題が分野別になっているものと年度別になっているものがあり、さらに、解答が問題のすぐうしろにあるものと、うしろにまとめて掲載されているものがあります。
問題:分野別 or 年度別
解答:問題のすぐうしろ or うしろにまとめて
それぞれのメリットとデメリットを確認して、自分に合った過去問選びの参考にしてください。
問題と解答・解説の掲載方法
問題
問題は「分野別」と「年度別」があります。
分野別 | 〇 同じ分野の問題をまとめて勉強できるので、知識がなくても取り組みやすい ✖ 本番形式の問題を解けない |
年度別 | 〇 本番形式の問題を解くことができるので、本試験をイメージできる ✖ 分からない問題が続くと、やる気をなくす |
分野別は、同じような問題が続けて掲載されているので、一つの分野をまとめて効率よく勉強することができます。
年度別は、本番形式の問題を解くことができます。過去問でどれくらいの点数が取れるかや、時間配分などが確認でき、本番の試験をイメージできます。
解答・解説
解答・解説は「問題のすぐうしろ」と「うしろにまとめて」があります。
問題のすぐうしろ | すぐに答えを確認できる →どんどん問題を解き進めることができる |
うしろにまとめて | 答えが目に入らない →過去問を通して解いて正解率を確認したいとき、うっかり答えを見なくてすむ |
問題と解答・解説が離れた場所に掲載されていると、ページを行ったり来たりしないといけないので、わずらわしく感じます。問題のすぐ後ろに解答があると、問題を解いた後にすぐに解答を確認できるので、どんどん問題を解き進めることができます。
ただ、本番形式で過去問にチャレンジする場合、解答がすぐうしろにあると、うっかり目に入ってしまう可能性があります。
それでは、販売されている過去問を見ていきましょう。
①問題は分野別+解答・解説は問題のすぐうしろ
「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2022 上巻・下巻」( ハウジングエージェンシー)
本屋さんのインテリアコーディネーター試験コーナーに行くと、このシリーズの本がまず目につきます。
この本の特徴は、厚い。そして、高い。過去問上下巻合わせると6,000円以上します。
問題は分野ごとに掲載されているので、関連する知識をどんどん覚えることができます。
また、1ページに1問ずつ問題を掲載していて、その次のページに丁寧な解説があります。とても見やすいつくりになっていますが、その分、ページ数が多いです。
しかし、ただ高いだけでなく、購入者特典として「音声解説」が付きます。また、一問一答の「WEBアプリ」もあるようです。本は重くて持ち歩きに向きませんが、アプリを利用すればスキマ時間にも勉強ができます。「WEBアプリ」は無料体験版もあるようです。気になる方はハウジングエージェンシーのHPをご確認ください。
知識がない人にとって、取り組みやすい本だね
②問題は年度別+解答・解説はうしろにまとめて
「徹底解説1次試験インテリアコーディネーター資格試験問題」(産業能率大学出版部)
この本の特徴は、「薄い」です。「この量ならできそう」そんな気になる本です。
しかし、薄くても過去5年分の過去問が掲載されています。①で紹介した「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2021 上巻・下巻」も過去5年分が収録されています。同じ分量なのに薄いのは、解説の部分に図やイラストがなく文字だけだからです。
インテリアコーディネーター試験について、ある程度知識がある人が取り組むにはいいかもしれません。
私は、知識ゼロだったにも関わらず、「薄くて軽い」という理由で、この本を使っていました。
解説を読むだけでは理解できず、テキストやネットで調べながら、問題を解いていたので、1年分の問題を終わらせるのにとても時間がかかりました。それでも頑張って、2年目・3年目と続けていくと、5年目の問題を解くころには、分かる問題が増えて正解率が7割になりました。
インテリアコーディネーターの1次試験の合格ラインは正解率7〜7.5割と言われています。合格するには微妙な正解率ですが、最初と比べて確実に知識が身についてきていると実感できて安心しました。
本試験と同じ形式の過去問が5年分あると、成長を実感できるのでやる気アップにつながります。
自分で調べる時間がある人や
ある程度知識があって、過去問に挑戦したいという人にはいいかもね
③問題は年度別+解答・解説は問題のすぐうしろ
「最新5か年 インテリアコーディネーター資格試験問題集」(インテリアコーディネーター試験研究会)
この本の特徴は、A5サイズなので「小さい」です。厚み(約300ページ)はありますが、やる気があれば持ち運べます。
年度ごとに問題が収録されていて、問題のすぐうしろに解答・解説があります。過去問を通して解きたい場合は、解答を手などで隠しておかないと、うっかり解答が目に入っていまします。
解説は、図が多く丁寧に書かれています。
過去問を通して解きたい&解答はすぐにチェックしたい人。
小さいサイズの過去問が欲しい人に向いているね
まとめ
市販されている過去問題集は、5年分の過去問を掲載しているものが多いです。しかし、問題や解答の掲載の方法が異なり、それぞれメリット、デメリットがあります。
知識ゼロなら、分野別に掲載されている過去問。ある程度知識があるなら、年度別に掲載されている過去問をおススメします。
時間があるなら、書店で実物を確認して、自分に合うものを選んでください。