しかくしか
図面の見方がよく分からない
図面の問題
インテリアコーディネーターの一次試験では、「図面を見て答える」というタイプの問題が、出題されることもあります。
普段から図面をよく見ている方にとっては、なんてこともない問題かもしれませんが、図面を見る機会がない私には最初はさっぱり分かりませんでした。
下のような図面が出題されたことがありました。
よく分からないので、色を付けました。
壁と額縁(建具枠)と框戸(かまちど)が書かれているのが分かります。
額縁(建具枠)
開口部(扉や窓)の枠に取り付ける壁との見切り材を、額縁といいます。建具枠、窓枠は額縁です。 見切りとは、境目部分をきれいに仕上げるという意味です。
この図面が出された問題では、「建具枠の見付け寸法」が問われました。
- 見付け:正面部分の幅
- 見込み:奥行きの幅
- 散り:枠と壁の差
この建具枠の場合、「見付け:30mm、見込み:150mm、散り:15mm」となります。
次は、框戸(かまちど)についてです。
框戸(かまちど)
框戸は 框組(周囲を木枠を組む)に、鏡板(かがみいた)・ガラス板などをはめ込んだ戸です。
框戸は、枠の中に薄い板がはめ込まれているので、水平断面図では、両端に厚みがあって、真ん中が薄くなります。
出題された図面では、框戸の真ん中に空白の部分があります。これは単に、長くて書ききれないので省略しているだけです。単純なことでも、知らないと悩んでしまいますよね。
ついでに、框戸の種類を覚えてしまいましょう。
唐戸
框戸を桟や束で区切って、板やガラスを入れたものです。
ガラリ戸
通風や採光のために、羽板(ルーバー)を取り付けたものです。
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