インテリアコーディネーター試験では、錯覚に関する問題がたまに出題されます。時間をかけて覚える分野ではありませんが、「錯覚」は不思議で面白いので、勉強の息抜きになると思います。
錯覚は勉強の気分転換になるね
錯視図形
錯視は目の錯覚です。大きさや形、向きなど、実物とは違うように見えます。
ミュラーリヤー錯視
同じ長さの線分でも、矢印の付く向きによって長さが違うように見えます。普通の矢印は線分が短く見え、矢印の向きを逆にした線分は長く見えます。
エビングハウス錯視
同じ大きさの円でも、まわりにある円の影響を受けて、大きさが違うように見えます。まわりの円が大きければ、真ん中の円は小さく見え、まわりの円が小さければ、真ん中の円は大きく見えます。
デルブーフ錯視(デルブック錯視)
同じ大きさの円でも、外側の円の影響を受けて、大きさが違うように見えます。外側の円が大きければ、真ん中の円は小さく見え、外側の円が小さければ、真ん中の円は大きく見えます。
ツェルナー錯視
短い斜線の影響を受けて、水平な線が傾いて見えます。
ポッゲンドルフ錯視
障害物の影響を受けて、斜めの線がずれているように見えます。
オービソン錯視
同心円の影響をうけて、四角形が曲がっているように見えます。
ヘルムホルツの正方形
正方形に線を描いたとき、横線だと縦長に、縦線だと横長に見えます。
不可能図形(矛盾図形)
3次元の図形のように見えますが、実際にはありえない形です。
ペンローズの三角形
三本の柱が、垂直に組み合わさっているように見えますが、実際にはありえない形です。
矛盾図形では、オランダの版画家エッシャーのだまし絵が有名です。
多義図形
一つの図形なのに、見方によって違う解釈ができる図形のことです。
シュレーダーの階段
見方によって、普通の階段にも、逆さ向きの階段にも見えます。
マッハの本
こちら側に本が開いているようにも、向こう側に開いているようにも見える
ネッカーの立方体
立方体が2通りに見えます。
妻と義母(娘と老婆)
一枚の絵ですが、見方によって、若い娘と老婆の両方に見えます。
反転図形
図柄と背景を反転させると、別の絵に見えます。多義図形のひとつです。
ルビンの壺
図柄(白の部分)は壺の絵ですが、背景(黒の部分)に注目すると左右から向き合う人の横顔に見えます。
錯視の名前の暗記方法はこちらをご覧ください。