PR

インテリアコーディネーター試験【家具の材料~金属~】

1次試験
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

金属材料

金属材料は、鉄鋼材料と非鉄金属材料に分けられます。

鉄鋼材料

スチール(鋼)

純度100%の鉄はもろく、加工が難しいです。鉄に炭素を加えて、強度などを高めたものを、スチールはがね)といいます。

スチールさびやすいので、屋外で使用するときは、防せい加工(表面塗装やメッキ処理)が必要になります。 表面塗装はメラミン焼付け塗装粉体塗装、メッキ処理はクロムメッキがよくされます。

マルセル・ブロイヤーの「ワシリーチェア」は世界初のスチールパイプのイスです。

ハリー・ベルトイア「ダイヤモンドチェア」スチールワイヤーでできています。

ステンレス

ステンレスは、スチール(鋼)にクロムやニッケルなどを含有させた合金です。

耐熱性、耐久性があり、さびにくい金属です。

含有させる材料(クロムやニッケルなど)の割合によって、さまざまな種類のステンレスができます。

そのなかで代表的なステンレスは、SUSさす304(18-8:クロム18%、ニッケル8%)で、工業用品から家庭用品まで幅広く使用されています。

家具では、イスやテーブルの脚キッチンのシンクやワークトップなどに使われます。

電気伝導率が低く(熱を伝えにくい)のでお湯が冷めにくく、耐久性も高いので浴槽にも使われています。

非鉄金属材料

アルミニウム

アルミニウムはとても軽い金属です。

純度100%のアルミニウムは強度が弱いので、銅やマンガンなどを加えて、合金として利用します。

アルミニウム合金には、展伸材鋳物(いもの)があり、用途に応じて最適なアルミニウム合金が使われます。

家具では、テーブルのエッジ(縁材)や、イスのフレームなどに使われます。

エーロ・サーリネンの「チューリップチェア」の脚部や、ハンス・コーレイの「ランディチェア」などに使われています。

アルミニウムは表面に薄い酸化被膜を作るので、さびにくいです。しかし、この酸化被膜は薄くて弱いので、アルマイト加工を施して強い膜を作ります。

真鍮(しんちゅう)

真鍮は、銅に亜鉛を加えて作ります。黄銅(おうどう)・ブラスともいいます。5円玉の材料です。

家具の取っ手や金物などに使われます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
1次試験インテリアコーディネーター
スポンサーリンク
しかくしか
タイトルとURLをコピーしました