インテリアコーディネーター試験【西洋の建築・インテリア② 近世編】

1次試験
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今回はインテリアコーディネーター試験で出題される「西洋の建築・インテリア」の近世編です。

前回の古代~中世編はこちらです。語呂合わせもあります。

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ルネサンス様式

ルネサンスは14世紀末~16世紀のイタリア・フィレンツェで起こり、ヨーロッパ全土に広がりました。

中世のヨーロッパはキリスト教中心の価値観でしたが、徐々に教会の権力が弱まり、キリスト教以前の古代ギリシャ・ローマの古典文化が見直されるようになりました。

ルネサンスでは、ローマ時代のオーダーアーチを多用し、調和を大切にしています。

家具はダンテ(フィレンツェの詩人)が愛用したX脚の椅子ダンテスカサヴォナローラ(高僧の名前に由来)、婦人用の椅子カクトワールが代表的です。

また、ルネサンスはレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどが様々な芸術家が活躍しました。

タペストリー(室内装飾用の壁掛け)の「貴婦人と一角獣」も有名です。タペストリーは日本では綴織(つづれおり)を呼ばれる織り方です。

バロック様式

バロックは16世紀末頃から盛んになりました。

調和を大切にしていたルネサンスとは異なり、バロックは曲線や楕円が多用され、装飾が過剰で、躍動感にあふれた建築です。

サン・ピエトロ大聖堂ベルサイユ宮殿が代表的な建築物です。教会が信者を獲得したり、国王が権力を誇示するため、豪華な建物が建てられました。

フランスのルイ14世の時代には、金銀や象嵌(ぞうがん)を用いた豪華な装飾が好まれ、このような様式をルイ14世様式といいます。

イギリスではスパイラル(螺旋)状の脚が特徴的なジャコビアン様式や透かし彫り、寄せ木、象嵌を取り入れたウィリアム・アンド・メアリー様式が流行しました。ウィリアム・アンド・メアリーはウィリアム3世とその妻メアリー2世のことで、国王の名前です。

ロココ様式

ロココ様式の特徴は曲線、繊細、優美です。これは重厚で豪華絢爛だったバロックの反動です。

ロココの語源は、貝殻や石で装飾した岩を意味する「ロカイユ」です。

フランスではルイ15世様式、イギリスではクイーン・アン様式と呼ばれます。

フランス革命の前の女性を中心としたサロン文化が華やかな時代で、女性的なデザインが好まれました。

クイーン・アン様式を変化させたチッペンデール様式もイギリスで流行しました。チッペンデール様式の特徴はカブリオール・レッグ(猫脚)、リボンバックチェア(リボンのような透かし彫りの背もたれ)、シノワズリー(中国風)です。

ネオクラシシズム(新古典主義)

装飾過剰なバロックやロココの反動で、ネオクラシシズム直線的・左右対称、古典的なデザインが特徴です。

この時代、ローマ遺跡の調査が始まり、古典古代建築への関心が高まりました。

代表的な建築物はパリのパンテオン(サント=ジュヌヴィエーヴ教会)、ロバート・アダムが設計したオスタレー邸です。

この時代の家具は、フランスではルイ16世様式、イギリスではジョージアン様式が好まれました。ジョージアン様式の家具作家には、ハート型や盾型の背もたれが特徴的なヘップルホワイトや、直線的なデザインが特徴のシェラトンがいました。

19世紀ヨーロッパ

フランス革命後のナポレオンが活躍した時代は、アンピール様式と呼ばれました。アンピールはフランス語で「帝政」という意味で、帝政の強い威厳を表すために、直線的・シンメトリーな古典的なデザインが求められ、ネオクラシシズム(新古典主義)の傾向が続きました。

イギリスではリージェンシー様式と呼ばれ、19世紀後半のビクトリア女王時代にはビクトリア様式と呼ばれました。この時代にはスプリングを入れた椅子が作られるようになりました。

ドイツ・オーストリアでは、シンプルで機能的なデザインのビーダーマイヤー様式が現れました。

初期アメリカ

17~18世紀、ヨーロッパからアメリカに移民が渡り、ヨーロッパの建築や家具の様式もアメリカに渡りました。この時代の様式をアーリーアメリカンと呼びます。

アメリカがイギリスなどの植民地(コロニアル)だった時代は、コロニアル様式と呼ばれます。

クイーン・アン様式の影響を受けた家具に、ハイボーイ(背の高いタンス)、ローボーイ(背の低いタンス)、ウィンザーチェアがあります。

また、18世紀後半にはシェーカー教徒のシェーカー様式が現れました。シェーカー様式は実用的でシンプルなデザインで、ラダーバック(ハシゴ状の背もたれ)の椅子が代表的です。

古代~近世のまとめはこちら

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