材料表示記号
化粧材や割栗(わりぐり)は過去に何度か出題されています。過去問で出題されたものは覚えておきましょう。
上の図は木造建築物の基礎の部分です。建物の基礎が接する地盤を整備することを地業(じぎょう)といいます。
基礎の工事をするためには、まず根切り(土を掘る)をします。根切りした底の部分に、割栗石や砂などを敷いて、地盤を固めます。割栗石は岩を砕いて作られるので尖った形状をしていて、サイズは15cm前後です。割栗石を縦長に敷き詰め(小端立て、こばだて)、すき間に砂(目つぶし砂利)を入れて、その上に5cm程度のコンクリート(捨てコンクリート)を流して、平にします。
平らにしたところに墨出し(基準線を書きだす)作業をし、墨に従って、基礎の型枠を製作します。型枠ができたら、骨組みになる鉄筋、基礎と土台を緊結するためのアンカーボルトを配置します。そして、コンクリートを打設します。
床下の換気のため、基礎の一部に「床下換気口」を設けるか「ねこ土台」と呼ばれる基礎パッキンを敷きます。
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第38回(2020年度)の試験では、建築の基礎工事に関する問題が出題されました。今後も出題される可能性があります。
基礎と土台をつなぐために、アンカーボルトが埋め込まれていることは確実に覚えておいてください。
地盤と割栗の記号が覚えられない方への覚え方です。
構造材は土台・柱・梁(はり)、桁(けた)などの軸組部の主要部材です。
化粧材は、鴨居や敷居など、目に見える部分の部材です。
整備図の表示記号
3路スイッチは、3本の線が配線されていて、2カ所で照明器具のオン・オフができます。
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しかくしか
3路スイッチ、蛍光灯、量水器など、過去に出題されたよ。
過去に出題されたものを中心に覚えるようにしよう。