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勉強の息抜きに!インテリアコーディネーター試験に役立つ小説「東京、はじまる」門井慶喜

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今回は日本銀行や東京駅駅舎を設計した建築家・辰野金吾が主人公の「東京、はじまる」を紹介します。

しかくしか
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建築家の名前、屋根の形状、古代ギリシアの建築様式、レンガの積み方など、インテリアコーディネーター試験の役立つ内容が出てきます

あらすじ

この男がいなければ、今日の東京の風景は、なかったかもしれない。
日本銀行、東京駅、国会議事堂……経済、交通、そして民主政治という近代国家を象徴する建物を次々と設計した明治の建築家・辰野金吾。理想の首都「東京」を作り上げようとする辰野はまさに維新期ならではの超人だった。しかし、超人であるがゆえの破天荒さは周囲を振り回し……。
下級武士から身を立てるべく学問に励み、洋行して列強諸国と日本の差に焦り、恩師ジョサイア・コンドルを蹴落としてでも日本人建築家による首都作りを目指した男の一代記は、今日の風景が生まれるに至った「東京のはじまり」の物語でもあった。
今日誰もが見慣れた建築物の向こう側に秘められたドラマを知ると、東京を歩くのが楽しくなること間違いなし!
『家康、江戸を建てる』の著者だからこそ書けた、「江戸」を壊して近代「東京」の街づくりを志した日本人初の建築家・辰野金吾の熱い生涯。

文藝春秋より引用

インテリアコーディネーター試験に活かせるポイント

登場人物

  • 辰野 金吾 (たつの きんご)
  • ジョサイア・コンドル
  • 片山 東熊(かたやま とうくま)
  • 曽禰 達蔵(そね たつぞう)
  • アントニ・ガウディ
  • ル・コルビュジエ
  • フランク・ロイド・ライト

建築に関する専門用語

  • 切妻屋根、寄棟屋根、腰折れ屋根
  • イオニア式、コリント式
  • ペディメント、破風
  • バロック、ルネッサンス、アールヌーヴォー、クイーン・アン様式
  • レンガの積み方

まとめ

辰野金吾が活躍したのは今から約100年前です。当時の鉄骨の組み立てには、リベット(金属製の鋲)を接合材として使っていました。リベットを高温に熱し、接続部分の穴に通し、突き出た方をつぶすことで、鉄筋および金属板は固定されます。

この作業を職人さんが三人一組で行います。高所で高温のリベットを扱うのは危険がともないます。そのような作業を一年ほど続けて、ようやく骨組みが完成しました。

一つの建物を建設するために、当時の職人さんが膨大な時間と労力が掛けていたことに頭が下がる思いです。

また、辰野金吾が設定した日本銀行の建築事務主任が高橋是清だったり、ビタミンB1を発見した鈴木梅太郎の妻は辰野金吾の長女だったり、人間関係も華やかで面白いです。

「東京、はじまる」をきっかに日本の建築史を勉強するのはいかかでしょうか。

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