しかくしか
建築図面はプロ向け、インテリア図面は一般の人向け。
一般の人が分かるような、きれいな図面を描こう!
インテリア図面は、建築図面と同じように、製図のためのルールがあります。まずは、線の種類を覚えましょう。
インテリアコーディネーター試験では、「実線」「破線」「一点鎖線」の3種類を使い分けることができれば大丈夫です。
線の種類
インテリア図面では、「実線」「破線」「一点鎖線」を使います。
実線
実線には太さの違いによって「太線」「中線」「細線」があります。
- 太線:外形線(壁の断面など)
- 中線:家具などのインテリアエレメントや建具の外形線
- 細線:目地・木目などの質感表現や細部の表現、引出線、寸法線など
引出線と寸法線
インテリアコーディネーター試験の製図では、中線、細線がメインになりまります。中線と細線を描き分けると、メリハリのある見やすい図面になります。太さの違う線は筆圧を変えて、描き分けます。筆圧で描き分けるのが難しい場合は、0.5mmと0.3mmのシャーペンを用意するのもいいかもしれません。
私は、シャーペンを持ち替えるのが面倒くさかったので、HBの0.3mmのシャーペンで線も文字も全部描いていました。家具の線はしっかり強めに描いて、ほかの線は家具の線の邪魔にならないように弱めに描くようにしていました。
破線・一点鎖線
- 破線:隠れ線
- 一点鎖線:扉の開く向きを示す線、ウィンドウトリートメントなど
破線は見えないところの線、一点鎖線は扉の開閉記号・ウィンドウトリートメントなどに使われます。
キッチンを正面から見た場合、扉の向こうにある棚は見えないので、隠れ線(破線)で描きます。キッチンを横から見て、断面を書く場合、棚は実線(中線)を使います。
また、エクステンションテーブルなど伸長式家具の最大形状は破線で描きます。
インテリアの製図について詳しく勉強したい場合は、「2次試験 合格のポイント」が割と詳しく書かれていると思います。
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