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インテリアコーディネーター試験【2次試験~製図の種類~】

2次試験
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しかくしか
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2次試験の製図って、なにをするの?

出題される図面

インテリアコーディネーター試験の2次試験では、「平面図」「立・断面図」「アイソメ図」「パース図」「家具など」が出題されます。

すべての図面が出題されるわけではなく、「平面図」+その他の図面が1~2問出題されます。

平面立・断面アイソメパース家具など
第38回
(2020年)
第37回
(2019年)
第36回
(2018年)
第35回
(2017年)
第34回
(2016年)
第33回
(2015年)
第32回
(2014年)

図のなかのピンク色は「着彩」の指示があった図面です。

今までは、平面図に色を塗ることが多かったのですが、第37回と第38回は「アイソメ」「パース図」に着彩の指示がありました。

【2次試験】必要な製図用具についてはこちらをごらんください。

平面図

一番よく見かける図面です。設問-1で出題されます。

出題の内容は、「〇〇からインテリアコーディネートの依頼をされたので、プレゼンテーション資料を作成しないさい」というものです。

〇〇は、「中古マンションを購入した50代の夫婦」とか、「美術関係の仕事をしている60代の女性」とか、設定はさまざまです。

「空間の条件」「依頼主の要求条件」が箇条書きにされているので、その条件を満たす図面を作成します。

一見、インテリアコーディネーターの経験がないと難しそうに思えますが、キッチンはPS(パイプスペース・パイプシャフト)の近くとか、リビングは大きな窓のところとか、与えられた条件をちゃんと確認すると、ゾーニングはそれほど難しくないと思います。

また、家具のサイズや動線を考えながら、条件を満たすように家具を配置すると、レイアウトのパターンは限られてくるので、こちらもそれほど難しくないと思います。

問題によっては、内装(床・壁・天井)の仕上げを記入しなければいけない場合があります。

キッチンの床はフローリングか塩化ビニール系のタイル、寝室の床はカーペットかフローリングなど、あらかじめ各部屋の仕上げ材を自分なりにまとめて、それらを描く練習をしておくと、本試験のときに慌てなくてよいと思います。

過去問や予想問題集を解いていくうちに、レイアウトや仕上げ材などについて、なんとなく分かるようになります。

インテリアコーディネーター試験では、オシャレで斬新なものは求めれていないので、基本を押さえて、見やすい図面を作成するように心掛けましょう。

インテリアコーディネーター試験では、平面図は1/50が多く、グリッドは「900×900」か「1000×1000」です。縮尺は解答用紙に書かれているので、問題用紙だけでなく、解答用紙もよく見るようにしてしてください。

1000×2000mmのシングルベッドを1/50の縮尺で描く場合、0.02を掛けて、20mm×40mmになります。

1/50の場合は、元の数字のゼロをとって、2倍すればいいので、三角スケールがなくても普通の定規で対応できます。

立・断面図

立・断面図は、設問-1で作成した平面図の指定された箇所を作成することが多いです。

平面図がきちんと描けていて、家具の高さ方向のサイズを覚えていれば、それほど苦労せずに作成できると思います。

収納家具は、棚などの内部の構造が分かるように描かないといけない場合があるので、問題集を何度も解いて慣れておきましょう。

アイソメ図

アイソメ図は斜め上から見下ろしたような図面です。

左は私が書いたアイソメ図です。正直、下手くそです。

平面図と立・断面図は、模範解答をマネしたら、それなりに同じようなものを描くことができますが、アイソメ図には絵心が必要になるので、模範解答と同じものを描こうとしても、全然、うまくいきません。

「設問-1の平面図の〇〇室のアイソメ図を作成しなさい」という風に出題されることが多いので、平面図はアイソメ図を意識して、四角形で描けるシンプルな家具を配置するようにします。

アイソメ図は出題頻度が低いので、出題されないだろうと思っていましたが、予想は見事に外れ、私が受験した第37回に出題されました。

第37回は、寝室のアイソメ図を描いて、着彩しなさいという問題でした。

なんとかアイソメ図を描き終えて、ベッドの色を塗っているときに、ベッドの脚が不自然な感じがしました。なにかいい方法はないかと考え、ベッドスプレッドで完全にベッドを覆って、脚を隠すことを思いつきます。こんな風に、いろいろ誤魔化しながら、図面を仕上げました。

私は絵心はあまりありませんが、それでも合格できたので、設問の条件を満たして、基本的なことができれいれば、大きく減点されないのだろうと思います。

パース図

パース図は、透視図(Perspective drawing)のことで、見える景色をそのまま図面に描く表現方法です。インテリアを立体的に・具体的に表現できるので、依頼主に分かりやすく説明することができます。

アイソメ図は、近いものも遠いものも同じ大きさで表現しますが、パース図は奥行が加わるため、近いものは大きく、遠いものは小さく表現します。そのため、アイソメ図以上に、絵心が必要になります。

私が書いたパース図です。これも、とても上手とは言えません。

アイソメ図もパース図も慣れていないせいか、描くのに時間が掛かりました。上手に描き上げることはできませんでしたが、描き方のルールを理解して、模範解答と似たようなものが描けるようになるまで、練習を繰り返しました。

第37回アイソメ図、第38回パース図と続けて、立体的な表現の製図が続きました。今年度もこの傾向が続く可能性もあるので、きちんと対策を取っておいてください。

家具など

建具表や家具の断面図、カーテンの姿図などが出題されることがあります。

インテリアコーディネーターの実務経験がないと、こういう問題が一番対策が難しく感じます。

平面図では、 内装(床・壁・天井)の仕上げについて記入しなければいけない場合があり、よく使われるものを何種類か覚えて、その中から設問の条件に合うのを選べば対応できます。

しかし、家具の場合は種類が多いので、直前に覚えるのはとても大変です。

1次試験のときに家具の材料、仕上げ方法、使用されている金属などをちゃんを勉強しておけばよかったと後悔しました。

最低限として、予想問題集に載っているものだけを覚えて、試験にのぞみました。結果的に、私が受けた試験では、家具についての設問はありませんでした。

しかし、家具についての出題はしばらくないので、そろそろ出題される可能性があります。1次試験の段階から、家具の材料などをまとめておくとよいかもしれません。

インテリア製図の基本がわかる本

過去問題集

予想問題集(ハウジングエージェンシー出版局の予想問題の最新版は、毎年夏頃に発売されています)

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2次試験インテリアコーディネーター製図
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