インテリアコーディネーター試験では建築家の名前を覚える必要があります。しかし日本の建築家の名前は漢字が難しくて、なかなか覚えられません。
そこで、建築物と建築家を楽しく紹介している「ぼくらの近代建築デラックス! 」はいかがでしょうか。
有名な建築家からあまり有名ではない(インテリアコーディネーター試験には出題されないような)建築家まで紹介されています。会話形式で書かれていて、楽しく読み進めることができます。建築物に興味を持つきっかけになるのではないでしょうか。
「尖塔」と「尖頭」の違いについても分かります。
内容
カドイの薀蓄にマキメが突っ込む、ユニークな建築入門
文藝春秋BOOKSより引用
近代建築をこよなく愛する人気作家二人が、大阪・京都・神戸・横浜・東京の現存する名建築を訪ね歩き、その魅力を語りつくしたルポ対談集。写真も見応えばっちりの豪華オールカラー!各都市ごとのマップもついて、建築散歩のおともに最適の一冊になりました。
人気作家の万城目学さんと門井慶喜さんが名建築を訪ね歩き、うんちくや感想を色々述べています。会話形式なので、すらすら読むことができます。
登場する建築家
- ジョサイア・コンドル
- 辰野 金吾(たつの きんご)
- 片山 東熊(かたやま とうくま)
- 妻木 頼黄(つまき よりなか)
- 曽禰 達蔵(そね たつぞう)
- フランク・ロイド・ライト
- ル・コルビジェ
- 前川 國男(まえかわ くにお)
- 伊東 忠太(いとう ちゅうた)
- ウィリアム・メレル・ヴォーリズなど
建築家の人間関係(「この人はこの人の弟子だよ」とか「この二人は同期だよ」とか)について少し触れているので、建築家の名前を覚えやすくなるのではないでしょうか。
インテリアコーディネーター試験に活かせるポイント
「尖塔」と「尖頭」の違い。
この本を読んで、建築で使われる「せんとう」には「尖塔」と「尖頭」があると認識しました。
1次試験はマークシートなので漢字を覚える必要はありませんし、2次試験の論文に「尖塔」と「尖頭」が出題されるとは思えません。そのため、漢字はうろ覚えだったようです。
建築に関する言葉は似たようものが多いので、注意が必要ですね。
まとめ
「ぼくらの近代建築デラックス! 」は作者の建築愛が溢れる一冊です。
私は関西に住んでいるので、この本に掲載されている大阪・京都・神戸の建築物を見に行きたいと思いました。
インテリアコーディネーター試験に直接関わる内容は少ないかもしれませんが、建築の様式や歴史を学ぶ取っ掛かりになるのではないでしょうか。